2026-05-25
2. 額縮小術
額が広く顔が大きく見える悩み。額縮小術の適応対象、手術過程、そして副作用の予防法について、形成外科専門医が詳しく解説します。

こんにちは。
形成外科専門医のユ・ヨンムンです。
前回のセッションでは「額リフト」をテーマに扱いました。額が狭くシワが多い方が額リフトの良い適応になるとすれば、
今回は反対に、額が広い方が関心を持たれるであろう「額縮小術」について調べていこうと思います。
最近、額の整形に対する関心が高まっており、
インターネット上で多くの情報が飛び交っていますが、この機会に正しい情報をお伝えしたく準備いたしました。
* 額縮小術はなぜ必要なのでしょうか?
額が広すぎると顔も大きく見え、老けた印象を与えてしまうため、額のサイズを縮小することで満足のいく結果を得ることができます。
額のサイズを縮小するもう一つの方法として毛髪移植術もあります。それぞれ長所と短所が明確なため、次の機会に比較して扱ってみるのも良さそうですね。
* どのような方が手術に対する満足度が高いでしょうか?
1. 額が広く、前髪で額を隠して過ごしている場合
2. 美しいヘアラインを手に入れたい場合
3. 毛髪移植が怖かったり、手術後も効果が見られなかったりした場合
4. M字ヘアラインの矯正を希望する場合(頭皮がよく伸びる場合に限り限定的に可能)
5. 内視鏡額リフトによって額が広くなるのを防ぐため、同時に手術することも可能
このうち、4番のM字ヘアライン(特に男性の方)は、頭皮が硬く動きが少ないため、満足度が低いケースが多いです。したがって、この場合は毛髪移植のほうがより良い方法になると考えます。
* 手術過程
参考論文:(Left) Multiple forehead shortening : Sparing the frontalis muscle and supraorbital nerve , Yong Su Ahn, M.D., et al. (PRS 143: 405, 2019) (Right) Reduction foreheadplasty: For Reducing the vertical height of forehead and facial proportion, Kook Hyun Kim, et. al. (Arch Aesthetic Plast Surg 2017;23(1):30-35)
私の手術方法のリファレンスとなっている論文です。
1. ヘアラインの内側2mmでジグザグにデザイン
2. Gliding test(滑走テスト)を通じて切除範囲を決定(一般的に2cm前後)
3. 毛嚢を傷つけないよう30〜45度に傾けて皮膚を切除(この際、眼窩上神経の枝が損傷しないよう注意)
4. 頭皮の下を剥離
5. 両側の前頭筋の間の空間に頭皮弁を固定(糸またはエンドタイン)
6. 層ごとに縫合

エンドタインを利用して固定する方法 Reference) Reduction foreheadplasty: For Reducing the vertical height of forehead and facial proportion, Kook Hyun Kim, et. al. (Arch Aesthetic Plast Surg 2017;23(1):30-35)
* 手術後に発生しうる合併症および治療方法
1. 脱毛症
過度な緊張(テンション)から脱毛が発生することがあります。したがって、無理のない範囲で切除することで、脱毛のような副作用を避けることができます。
2. 感覚異常
眼窩上神経の枝を損傷させないことが、手術において非常に重要な過程です。肉眼で十分に確認できるため、予想される位置で細心の注意を払って剥離すれば問題ありません。

3. 傷跡
過度に広い範囲を切除したり、頭皮を土台に固定する過程を省略したりした場合、過度な緊張が作用して傷跡が広く残ることがあります。最も深い層から層ごとに縫合すれば、傷跡を大きく心配する必要はありません。
日頃から額の整形に関心のあった方々にとって、
疑問の解決に役立つことを願いつつ、
次回もより有益なテーマでお会いしましょう。^^
ありがとうございます。